ベルギービールの愉しみ

 ビールといえば、ドイツやイギリスが有名ですが、ベルギーも負けないくらいのビール大国です。
もともと家庭で造られていたビールですが、のちに修道院で造られるようになり、布教活動とともに広がったと言われています。

 今でも、多くのベルギービールが修道院で造られています。1100以上の種類があり、アルコール度数や、色、味わい、香りまでさまざまです。 中には、チェリーやラズベリーなどを使った、フルーティーで女性向けのビールも沢山あります。

 そんな個性的なビールには、銘柄ごとに専用のグラスがあります。銘柄ごとに風味や味わいが違うベルギービール
専用のグラスは、それら個性的なビールの色や味わい、香りまでも最適な状態で愉しんでもらうための工夫なのです。 お店で出されるときには、専用のコースターもそえられます。そんな見てるだけでも愉しいベルギービール。時間を忘れて味わうのもいいものです。

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leffe hoegaarden chimay de koninck bourgogne
銘柄に秘められたエピソード
ORVAL

 多彩な魅力のあるベルギービールには、銘柄にまつわるエピソードが数多く
ありますが、オルヴァルを造っている、オルヴァル修道院のエピソードが有名です。

 伯爵夫人が、亡き夫から贈られた結婚指輪を、泉に落としてしまいました。
大切な指輪なので戻してください、と祈ったところ、鱒が指輪をくわえて
上がってきました。そのお礼に、その泉の場所に修道院をたてたと言われています。

おもてなしの男 醸造士クワック
KWAK

 フラスコ型のグラスに木製スタンドが個性的な、パウエル・クワック
醸造士クワックが経営する宿屋には、郵便配達の馬車が毎日立ち寄っていました。

馬をあやつる御者は馬車から離れられません。そこでクワックは、御者が馬を
あやつりながらビールが飲めるようなグラスを考えました。

その名残が今の形なのです。そんなおもてなしの心や思いやり、ロマンチックな
エピソードが、ベルギービールにはあるのです。

くつろぎの時間を愉しむ

 多彩なデザインのグラス、奥深い味わいや香りなど、それらをじっくりと愉しみ、ゆったりとした時間を過ごす。それがヨーロッパ流の夜の過ごし方です。

自分のお気に入りの味わいや香り、お気に入りのグラスなど、自分流を
見つけてみるのもいいかもしれません。

※ベルギーについてもっと詳しく知りたい方は詳細情報をfacebookもご覧ください。

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